青い緑の星: 21世紀を生きる人のために

著者 :
  • 講談社 (1995年10月1日発売)
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桃井和馬著「青い緑の星」講談社(1995)
*森を約地中火。カリマンタン島の地中には莫大な量の石炭が眠っている。木の伐採が進み森が水のタンクとしての機能を失ってしまった所に焼き畑で放たれて火が石炭層にうつった。すでに13年以上にわたって燃え続けているこの森の火の消し方はまだ分からない
*人間が穀物1キロの食事をして得られる同量のエネルギーを鶏肉で取るとしたら、単純なエネルギー量の比較では、鶏を育て、穀物1キロ当たりと同量のエネルギーをつくりだすには2キロの穀物が必要になります。これが豚肉の場合は4キロ、牛肉ではなんと8キロになります。
*破壊される地球環境の状況はすべて人間の意思や思考、心から発生している事柄です。そして、これらを司る人間の器官が脳です。人間が使っているのは脳全体の2%ほどでしかありません。個々で考えたい事は残りの98%の脳をもっと創造力を働かせ、他人の痛みを理解する努力をし、自然と共生する道を探し出す必要があるのではないだろうかということです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人生論
感想投稿日 : 2013年5月18日
読了日 : 2013年5月18日
本棚登録日 : 2013年5月18日

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