とても癒されました。それでいて、力強く背中を押してくれた、弱っているときにはたまらない。
愛情という拠り所を失った若い女性が都会から故郷へ帰ってくる。そこにも、大切な人と一生の別れをした人がいたり、癖のある人との出会いもあった。人の辛さに寄り添いながら、自分も傷を癒し成長してゆく。
繊細で、綺麗な文章は苦しんでいる人をそっと肯定し、時にシビアな言葉ではっと気づかされる瞬間がある。
住んでいる場所。小さな町の大きな川、土手、川の水の流れ。自分の周りにある風景に、知らず知らずのうちにエネルギーをもらっていたのだと感謝する気持ちにもなった。これから川の水の音を聞いてみようと思う。
弱っているときは、そのままの姿を見せればいい。無理をしてなんでもないって顔をしたら、一生どこかが固いままになってしまう。時間がかかっても大丈夫。
人の意図しない優しさ、さりげない言葉の数々は羽衣。
みつるくんがやっているインスタントラーメン屋さん。
私は、あのラーメンは「塩」だ。
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- 感想投稿日 : 2021年10月25日
- 読了日 : 2021年10月25日
- 本棚登録日 : 2021年10月25日
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コメント 3件
アールグレイさんのコメント
2021/10/25
アールグレイさんのコメント
2021/10/25
kazekaoru21さんのコメント
2021/10/25