金瓶梅のパロディといえるだろか。確か幼稚園ぐらい…そうでなければ小学校低学年の頃に読んだ覚えがある。最近、図書館でふと見つけた本が、そのときの本で、びっくりした。当時、読むといっても内容は全然わからなかった。ただ、妖しい絵が印象に残っていた。子供ながらにエロを感じ、そして気味が悪いと思った。文はいまみたいに読めなかったから「見る」といったほうが正しい。「みだれ絵双紙」の名のとおりの作り。ぱらぱらとページを繰り眺めるだけでも楽しめる。記憶の中の絵もちゃんとあった。ディスティニー。。。作者、画者、共に楽しんでらっしゃるようで良い。怖い、妖しい、美しいの三拍子がテーマの彼女の、また別の一面が見られる本。ところどころに歌舞伎趣味が入っててやっぱ皆川さんらしいとこもある。グロテスクなところもあるけれど、この作者なら納得できる。なんだかんだでハッピーエンドです。
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- 感想投稿日 : 2007年9月14日
- 本棚登録日 : 2007年9月14日
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