映画のイメージが強すぎて、映画のイメージに引きずられながら読んだ。
気に入った箇所。
「人生のドラマというものはいつも重さというメタファーで表現できる。われわれはある人間が重荷を負わさがという。その人間はその重荷に耐えられるか、それとも耐えられずにその下敷きになるま、それと争い、負けるか勝つかする。(略)いや。彼女のドラマは重さのドラマではなく、軽さであった。サビナに落ちてきたのは重荷ではなく、存在の耐えられない軽さであった。」
「強制収容所とは昼も夜も耐えず人が並んで暮している世界である。強制収容所とはプライバシーの完全な破壊である」
存在の耐えられない軽さ。理解できるようでやはりよくわからない概念だ。
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