正力松太郎と影武者たちの一世紀 巨怪伝 上 (文春文庫 さ 11-3)

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  • 文藝春秋 (2000年5月10日発売)
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感想 : 18
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フクシマ論を読んで、俄かに興味を惹かれた正力松太郎に関して、「原発・正力・CIA」に続けて読みました。

「原発・正力・CIA」がタイトルの通り、原発の父である部分にフォーカスしているのに対し、こちらは正力の生涯を社会的、歴史的背景を解説しながらまとめたドキュメンタリー小説です。

上巻では、生い立ちから学生、警察官僚時代を経て読売新聞社の社長となり、読売新聞社の立て直し、職業野球の立ち上げ、太平洋戦争中とその後の公職追放、そして復帰までが描かれています。

とにかく、正力と言うオッサンは並外れてエネルギッシュで度胸があって、そして、どうしようもない程のエゴイストだった様です。

すごいオッサンが居たんだなぁとしみじみ思いました。

職業野球の立ち上げに関しては、ただでさえアンチ巨人の自分たちですが、余計嫌いになるようなエピソードがあり辟易してしまいました。

すごいボリュームの本なので、下巻を読むにも気合いを入れないとくじけてしまいそうな程です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年5月7日
読了日 : 2012年5月7日
本棚登録日 : 2012年4月12日

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