フクシマ論を読んで、俄かに興味を惹かれた正力松太郎に関して、「原発・正力・CIA」に続けて読みました。
「原発・正力・CIA」がタイトルの通り、原発の父である部分にフォーカスしているのに対し、こちらは正力の生涯を社会的、歴史的背景を解説しながらまとめたドキュメンタリー小説です。
上巻では、生い立ちから学生、警察官僚時代を経て読売新聞社の社長となり、読売新聞社の立て直し、職業野球の立ち上げ、太平洋戦争中とその後の公職追放、そして復帰までが描かれています。
とにかく、正力と言うオッサンは並外れてエネルギッシュで度胸があって、そして、どうしようもない程のエゴイストだった様です。
すごいオッサンが居たんだなぁとしみじみ思いました。
職業野球の立ち上げに関しては、ただでさえアンチ巨人の自分たちですが、余計嫌いになるようなエピソードがあり辟易してしまいました。
すごいボリュームの本なので、下巻を読むにも気合いを入れないとくじけてしまいそうな程です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年5月7日
- 読了日 : 2012年5月7日
- 本棚登録日 : 2012年4月12日
みんなの感想をみる