定本 百鬼夜行 陽 (文春文庫 き 39-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2015年1月5日発売)
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感想 : 44
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「変わりないのだ。五十歩百歩だ。いいか平田。平田君。儂は悔いのない生き方をして来たつもりだよ。神懸けて世間様に恥じ入らにゃならんようなこともしておらん。でもな、悔いるつもりになれび悔いばかりだし、恥じようと思えば恥ばかりだ。そんなものだよ平田君」
これは、結構グサリときた。
簡単に言えば心の持ちよう、ということなんだろうけど言語化されることで改めて意識しなおすきっかけになる。悔いるにしても悔いないにしても漫然とその道を生きては人間として成長することはないのだろう。何故悔いるのか、何故悔いないのか一度立ち止まることも大切かも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年4月17日
読了日 : 2021年4月17日
本棚登録日 : 2021年4月4日

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