ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年9月1日発売)
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〇理を理解する人が常にマイノリティである人間世界では、改革を定着させるにはしばしば手段を選んではいられない。
〇スッラは、釣りや散策や、特に回想録を書いて日々を過ごした。
〇おかしな振る舞いと思いになってはいけませんわ。私だって、あなたが恵まれ続けた幸運に、ほんの少しにしてもあやかりたいと願ってやったことですもの。
〇公生活では厳正な態度を崩さなかったスッラだが、一旦家に戻るや、冗談好きでバカ騒ぎも辞さないローマ人に一変する。
〇ローマ人の間ではギリシャ人とは違って、頭髪を短く切り、ひげもきれいにそることが成年男子の身だしなみとされていた。
〇スペイン人が闘牛を好みアメリカ人がボクシングに熱中するように、ローマ人もエトルリア人から受け継いだ拳闘試合に熱中した

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2023年9月4日
読了日 : 2023年9月3日
本棚登録日 : 2023年9月3日

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