読み始めた時は、椿のこと、すごく嫌いでした。
ワガママで傲慢で高飛車で自分勝手で。
だけど、読み進めるうちにだんだんと、自分の思いに正直に生きようとする椿がなんだか痛々しくて、もっと力を抜いて生きていけばいいのに。なんてちょっと可哀想に思ったりもしました。
だけど、昔も今も、女性が社会の中で生きて行くって楽じゃないんですよね。
とくに、椿のような尖がった性格だと、周りは敵だらけだし。
だから、強がって肩肘張って、誰にも負けたくない。って気持ちで自分自身を奮い立たせてないと、前へ進めないんだよなー。
だけど、やっぱり人を見下して生きていくと『きっと君は泣く』んですよね。
終盤の畳み掛けるような展開で、このタイトルの意味が分かったような気がしました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
や行の作家
- 感想投稿日 : 2022年2月16日
- 読了日 : 2014年7月6日
- 本棚登録日 : 2022年2月16日
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