典型的な没落貴族の貴婦人とその娘たち、使用人や新興勢力の商人が貴婦人の領地「桜の園」に集まり右往左往、滅びゆく一族の数日を描いた戯曲。
ロシア文学あるあるだが、登場人物の名前が覚えづらく、関係性というか身分制社会の話なのに身分も今ひとつわかりづらくて少し難しかった。
同じチェーホフなら「かもめ」の方がわかりやすい気がした。
登場人物の置かれた立場と、台詞の意味を一つ一つ考えながら読まないと本当には味わえないんだろうなと思う。
そのうえで舞台で観ないと、語れない作品なのかも。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年11月23日
- 読了日 : 2023年11月23日
- 本棚登録日 : 2023年11月23日
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