アントン・チェーホフのおすすめランキング

プロフィール

アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ(1860~1904)
1860年、南ロシアの町タガンローグで雑貨商の三男として生まれる。
1879年にモスクワ大学医学部に入学し、勉学のかたわら一家を養うためにユーモア小説を書く。
1888年に中篇小説『曠野』を書いたころから本格的な文学作品を書きはじめる。
1890年にサハリン島の流刑地の実情を調査し、その見聞を『サハリン島』にまとめる。『犬を連れた奥さん』『六号室』など短篇・中篇の名手であるが、1890年代末以降、スタニスラフスキー率いるモスクワ芸術座と繋がりをもち、『かもめ』『桜の園』など演劇界に革新をもたらした四大劇を発表する。持病の結核のため1904年、44歳の若さで亡くなるが、人間の無気力、矛盾、俗物性などを描き出す彼の作品はいまも世界じゅうで読まれ上演されている。

「2020年 『[新訳] 桜の園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アントン・チェーホフのおすすめランキングのアイテム一覧

アントン・チェーホフのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『新訳 チェーホフ短篇集』や『馬のような名字 チェーホフ傑作選 (河出文庫 チ 4-1)』や『ねむい』などアントン・チェーホフの全123作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

新訳 チェーホフ短篇集

479
4.13

感想・レビュー

ロシア文学って“誤解を受けやすい”と思う。その思潮や言動が必ずしも日本人が美徳と考えているものと一致せず、この本は特に、他の露人文豪の作品を並べて見ても、... もっと読む

馬のような名字 チェーホフ傑作選 (河出文庫 チ 4-1)

131
3.88

感想・レビュー

チェーホフの印象が変わった。とは言ってみたものの、そもそも読んだことあったっけ?桜の園とかワーニャおじさんとかが有名な作家さんやけど、読んでないかも知れな... もっと読む

ねむい

113
3.55
アントン・チェーホフ 電子書籍 2012年9月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

名高い傑作。 なぜか神西訳でチェーホフを読む事はあまりないのだが、確かにいいなぁ。名訳として愛されるだけのことはある。「いつやまるのかわからない。」とか... もっと読む

桜の園

86
3.21
アントン・チェーホフ 電子書籍 2012年10月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

典型的な没落貴族の貴婦人とその娘たち、使用人や新興勢力の商人が貴婦人の領地「桜の園」に集まり右往左往、滅びゆく一族の数日を描いた戯曲。 ロシア文学あるあ... もっと読む

かもめ (白水Uブックス 126 ベスト・オブ・チェーホフ)

60
3.62

感想・レビュー

ニーナと主人公を再開させたために引き立つ、最後の場面の違いが鮮やか。題名がカモメであることを意識して読みたい。 もっと読む

かもめ ——喜劇 四幕——

49
4.25
アントン・チェーホフ 電子書籍 2012年10月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

岩波文庫のかもめ・ワーニャ伯父さんを読んだ。 社交界への皮肉が強い。 「生活をしたことがない」のセリフがワーニャ伯父さんと共通する。 文士は作者... もっと読む

ワーニャ伯父さん (白水Uブックス 127 ベスト・オブ・チェーホフ)

42
3.72

感想・レビュー

遅ればせながら映画ドライブマイカーを観た。 劇中で上演されたのがワーニャ伯父さん。 劇場での上演を前提とした戯曲では舞台や登場人物に制約がかかる。 心の内... もっと読む

犬を連れた奥さん

42
3.11
アントン・チェーホフ 電子書籍 2012年9月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

チェーホフは実は誰よりも醒めつつ誰よりもロマンチックな人。 何もかもを批評してしまう冷徹さと、完全に無垢な純真さとが双方向的に発動してしまう。 だから... もっと読む

チェーホフの手帖 (新潮文庫 B 1-14)

42
2.90

感想・レビュー

引用p.147「女権拡張についてのお談義のなんと空疎な響きを立てることよ! もしも犬が名文を書いたら、彼等は犬をさえ認め兼ねない。」 ああ、そうですか。 もっと読む

ワーニャ伯父さん ——田園生活の情景 四幕——

39
4.00
アントン・チェーホフ 電子書籍 2012年10月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ドライブ・マイ・カーの劇中劇。青空文庫で。閉塞感溢れる中での生きるじたばた。自然破壊についての皮肉も。やっぱりロシアの戯曲はいいなあ。 もっと読む

桜の園 (白水Uブックス 129 ベスト・オブ・チェーホフ)

38
3.37

感想・レビュー

落ち目の領主一家は、屋敷を競売にかけられようとしている時にも過去の栄華から抜け出せずにいる滑稽さ。国は違えど貴族が落ちぶれ庶民が力をつけた時代の話が好きで... もっと読む

ほんとうに、怖がらなくてもいいの? (読書がたのしくなる・世界の文学)

38
4.00
水越規容子 2014年12月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 ディケンズの『信号手』が収録されていたので、それだけ読みましたけども。  どうにもこうにもオチが分からなかった…。  オチていうか……状況が理解できなく... もっと読む

可愛い女

36
3.25
アントン・チェーホフ 電子書籍 2012年9月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

可愛いけど、恋愛依存体質と、なぜか死別する不運に見舞われて幸せになれない女が、 独り年老いて、全く見た目の可愛さを失った頃、小さな幸せがやってくる。 めで... もっと読む

三人姉妹 (白水Uブックス 128 ベスト・オブ・チェーホフ)

35
3.08

感想・レビュー

イタリア、ベネチアなどを舞台とした作品です。 もっと読む

恋の終わりは、いつも同じだけれど…。 (読書がたのしくなる・世界の文学)

34
5.00
村田知子 2014年12月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

・近・現代の海外文学の代表的作家の作品を、「短篇作品」の中から精選。テキストは、現代仮名遣い、現代送り仮名を採用。原文を損なわない範囲で、一部の漢字は仮名... もっと読む

人は、ひとりでは生きていけない。 (読書がたのしくなる・世界の文学)

28
4.50
増田栄子 2014年12月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

・近・現代の海外文学の代表的作家の作品を、「短篇作品」の中から精選。テキストは、現代仮名遣い、現代送り仮名を採用。原文を損なわない範囲で、一部の漢字は仮名... もっと読む

たいくつな話,浮気な女 (講談社文芸文庫 チA 1)

27
3.86

感想・レビュー

「たいくつな話」を読んだのに、タイトルが思い出せず「つまらない話」と検索をかけてしまった。たいくつな話とつまらない話はどう違うのか、この機会に考えてみよう... もっと読む

めそめそしてても、いいじゃない!? (読書がたのしくなる・世界の文学)

26
2.00
大口晴美 2016年1月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

アンデルセンの「醜い家鴨の子」がここで収録されるのか…。 オスカー・ワイルドの「わがままな大男」、あまりにも美しい死に際すぎてびっくりした…。 もっと読む

かき

25
3.20
アントン・チェーホフ 電子書籍 2012年9月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

失業して物乞いする父子。 「ぼくは、父のしゃれた夏外套がぼろぼろになって、よごれればよごれるほど、よけい父が好きになる。」 この一行だけでどんなに多く... もっと読む
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