ある晴れた夏の朝

著者 :
  • 偕成社 (2018年7月13日発売)
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感想 : 114
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ブク友さんが上半期Best3に掲げ「ディベートという形式を用いて原爆投下の是非を考える傑作」と書かれていたので読んでみたいと思いました。
ありがとうございます!

アメリカの高校生8人による公開討論会。わたし自身もその会場で聞いているような臨場感、それぞれの主張に思わず引き込まれました。異なる視点、立場の違いを知ること、耳を傾けること、考えは違っても相手への敬意は忘れない…ディベートというのは理解をより深めるんですね。

ディベートの締めくくり「平和な地球を創造していきたい」という言葉が今まさに胸に刺さります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月7日
読了日 : 2022年7月7日
本棚登録日 : 2022年7月7日

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コメント 2件

さてさてさんのコメント
2022/07/07

koalajさん、こんにちは!
いつもありがとうございます。
この作品良いですよね。実のところ、一年前の上半期と比べて今年はピンと来る読書が少ないと自分では感じていました。そんな時にど真ん中に突き刺さったのがこの作品でした。この国に生まれ当然のことのように知っていると思っていた原爆。そんな原爆投下の裏側にこんなさまざまなことごらがあり、投下した側の視点からはこんな風に見えるという衝撃は、未だこびりついたままです。学校の課題図書になったことから、その視点で子どもたちに是非…という見方を他サイト含めたレビューでは広く見かけるのですが、そんな大人なみなさんは、ここに書いてあることご存知だったのかなあ…と思ってしまいます。少なくとも私には知らないことがとても多く、大きな衝撃を受けました。お子さん方にも読んでいただきたいですが、大人な方にも是非読んでいただきたい作品だと思いました。やはり、私の2022上半期ベスト3は揺らがないなと改めて思いました。
すみません、コメント欄に長々となってしまいました。koalajさん、書かれていらっしゃる通りディベートの相手への敬意という点、とても大切だと思います。また、だからこそ締め括りは、刺さるものがあるのだと思いました。
やはり、素晴らしい作品だと改めて思いました。ありがとうございました!

koalajさんのコメント
2022/07/07

さてさてさん、こんにちは!
この本を教えて頂いてありがとうございました。地元の図書館で何年か前に中学生の夏休みお薦め図書になっていたようで沢山所蔵していました。原爆については恥ずかしながら私も知らないことばかりでした。著者の小手鞠さんは岡山県生まれ、広島に近いから原爆投下に関心も高く、またアメリカ在住でアメリカ側からの視点も肌で直接感じて、この本を書かれたのでしょうね。折々に読み返して心に留めておきたい内容でした。
さてさてさんの読書量、レビューの深さにはいつも感心しています。これからも楽しみにしています!

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