2つの空間世界…
ラスト近く、光と音に包まれ「僕」「私」が心の揺らぎに気づくアプローチが感動的だった。
心を失くした人間ばかりで成り立つ街について
僕の影が放つ台詞が印象に残る。
「街はそんな風にして完全性の環の中を永久にまわりつづけているんだ。不完全な部分を不完全な存在に押しつけ、そしてそのうわずみだけを吸って生きているんだ。それが正しいことだと君は思うのかい?それが本当の世界か?それがものごとのあるべき姿なのかい?」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月17日
- 読了日 : 2023年7月17日
- 本棚登録日 : 2023年7月17日
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