16世紀アイルランド、海賊女王となったグローニャの骨太の生き様を、イングランドのエリザベス女王とからめながら描いた大作。
登場人物が多く、しかも当然のことながらカタカナ表記であるため、読み始めは苦労する。が、女だてらに人望の厚いボスとして子分を従え、海賊同士の争いごとや、アイルランドとイングランドの戦いにも巻き込まれながらも、自らの正義を貫くグローニャの姿に圧倒された。彼女の子どもの頃から、従者として仕えるアランとの関係も印象深く、上下巻を読み終えた満足感がある。
読書状況:読み終わった
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ま行
- 感想投稿日 : 2014年4月18日
- 読了日 : 2014年4月18日
- 本棚登録日 : 2014年4月18日
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