内容的には「宇宙を語る」の焼き直し感はあるが、一般向けにより噛み砕き思想的側面が強くなっている。科学史や哲学などホーキング氏の知識の幅広さと深さに驚かされる。
相対性理論や量子論の統一理論のコンセプトまでは何とか理解できるものの、超ひも理論まで登場するとさっぱりついていけない。しかしホーキング氏の語り口調は読者を突き放すものではなく寄り添うものだし、そこに漂う大いなるロマンを感じる本である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
学術/思想
- 感想投稿日 : 2018年10月22日
- 読了日 : 2018年10月22日
- 本棚登録日 : 2018年10月15日
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