コフィン・ダンサー 下 (文春文庫 テ 11-6)

  • 文藝春秋 (2004年10月8日発売)
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このミス海外編2001年版10位。ご存知リンカーン・ライムシリーズ2作目。推理、アクション、ロマンスとエンタメ要素満載の大型娯楽小説。もちろんミステリーであり、リンカーン・ライムと殺し屋の推理合戦がみどころ。殺人事件の目撃証人達殺害を請け負った殺し屋が凄い勢いで処理していくんだけどその超人的な行動で捕まりそうになりながらしらーと逃亡して犯行を重ねていく。結局目撃証人3人中2人が殺されてしまうが最後の一人は守って犯人も捕まえて終わる。これって警察完全に負けてますね。犯人が実はもう一人いたり、殺人犯を雇った黒幕や動機が意外だったりと終盤はどんでん返しの連続で何がなんだかわかりません。あと、犯人と被害者のこだわりが半端なく、もっと簡単に殺人できるやろうとかもうちょっと家でおとなしくできるやろって突込みどころ満載。これでも2作目でまだましな方で、シリーズ進むと犯人とリンカーンの無双ぶりがさらにエスカレートしていくのです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年11月11日
読了日 : 2020年11月11日
本棚登録日 : 2020年11月3日

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