このミス海外編2009年版5位。リンカーンライムシリーズのスピンオフシリーズ。ウォッチメイカーで登場したダンス捜査官が主役の1作目。リンカーンとサックスも一瞬電話で登場する。ダンスは「キネシクス」の専門家なのです。日本語では「動作学」ってのか、相手のふるまいを見て興味の有無や嘘をついてるか等を分析する尋問のエキスパート。リンカーンの科学捜査と同様、こちらも細かく具体的に説明しながら尋問が進んでいく。緻密で分かりやすいんだけど分量が多い。ストーリー自体は展開が早く意外性もあって面白いし、暗示的な伏線が肩透かしされたりして飽きない作りになっているて、下巻からぐいぐい引き込まれて行くけどやっぱり長いのが辛い。この内容で1冊に収めていただければ良かったかなと。あと、話しの展開上仕方がないけどダンスが恋に落ちるところがちょっと感情移入できないというか唐突というか。
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- 感想投稿日 : 2021年1月15日
- 読了日 : 2021年1月15日
- 本棚登録日 : 2020年12月26日
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