14世紀イタリアの僧院で起こる奇怪な連続殺人。老修道僧アドソの回想録。こてこてのキリスト教世界に慣れるまでに時間がかかったけど、一度ハマると癖になる世界観。文書館の雰囲気が良い。古今東西の貴重で美しい書物がひしめく、なにやらわけありな空間。主な登場人物は全員僧侶。細密画家、古典翻訳家、修辞学者、書物に関わる僧侶達が静かな写字室で仕事に励む様子にうっとりした。下巻にも期待。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
イタリア文学
- 感想投稿日 : 2013年10月2日
- 読了日 : 2013年9月26日
- 本棚登録日 : 2013年10月2日
みんなの感想をみる