ふんわり穴子天: 居酒屋ぜんや (ハルキ文庫 さ 19-4 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2017年1月1日発売)
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預かった鶯に美声を教え込む仕事で家計を支える、旗本の次男坊・林只次郎。
片思いの美人女将・お妙の居酒屋「ぜんや」に通うのが楽しみで……。

シリーズ第2作。

おいしそうな料理の描写がある小説は数多くあるが、この作品は抜きんでている。

食材を生かすための、創意工夫。
食べる人のことを考えた配慮。

料亭のような豪華さではなく、日々の中にある料理だからこそ、身近で魅力的。
読んでいると、こちらも何か食べたくなってしまう。

基本的には「ぜんや」に関係する人たちのあたたかさで支えられるストーリー。
が、時折不穏な影のよぎるのが気になるところ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 料理
感想投稿日 : 2022年10月2日
読了日 : 2022年10月2日
本棚登録日 : 2022年10月2日

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