初吉村昭。太宰賞も獲った表題作収める初期作品集。
巻末コメントの言を借りてしまうが、ロマンチシズムと冷徹な現実の合体、がとにかくしっくりくる。どの作品もラストに独特の寂しさがあり、恐ろしく完成されている。
作者はノンフィクションの調査力に定評があるが、物語の力も相当だと感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年3月11日
- 読了日 : 2023年3月11日
- 本棚登録日 : 2023年1月10日
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