心の宝箱にしまう15のファンタジー

  • 竹書房 (2006年2月1日発売)
3.92
  • (15)
  • (9)
  • (13)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 131
感想 : 15
4

アーミテージ一家の、
ドタバタの不思議ばなしから、
昔話のような背景から紡がれる
幻想的なものがたりまで。

語るリズムも、一編ずつ変化する、ファンタジー集。

エイキンが、自ら選んだ15編なんだって。

もう、それ自体が詩のような、
ひとつひとつのタイトルだけでも、わくわくする!


エイキンの短編を読むと、
なんで、生きていくのに物語が必要なのか、
わかる気がする。

人生には、何が必要か、何が大切か、
(愛、仲間、勇気、夢、音楽、ユーモア、etc)
感じることができるだけでなく。

人のこころは、どんなに大きく、
やさしさ、うつくしいもの、たのしいことを、
生み出し、しまっておくことができ、
人にわけあたえることができるか。

それを、示してくれているように、思うんです。


素敵な本でしたけど、ひとつ、
このタイトルが・・・

原題は「A Handful of Gold」、すごくいいのに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書
感想投稿日 : 2011年2月27日
読了日 : 2011年2月27日
本棚登録日 : 2011年2月27日

みんなの感想をみる

ツイートする