みんなで丁寧に積み重ねてきたやさしさのジグソーパズルが結実する16巻。桐山くんとひなちゃんに春が訪れ、将棋に対する姿勢も変わっていく。生きるための手段じゃなく、将棋を楽しむスタートラインへと彼は立つ。
桐山くんとひなちゃんは末永く幸せになってほしい!あのシーンは、ページめくった瞬間に「ふわぁ!」と変な声を出してしまった(笑) 相手のことを察することは大事。でも、思い込みや依存をせず、意見を交わしながら前に進む。
「お天気の日ばかりじゃいられないんだから かわりばんこにはげまし合って行けばいいんだ」
獅子王戦決勝トーナメントもこれまでと違った熱さがあって楽しい!二海堂が輝いちゃう以上に、桐山くんの瞳がキラキラしてるの好き。将棋という未知の世界は混沌の闇ではなく、果てしなく広がる光の部屋なんだとワクワクする。これで獅子王戦決勝まで描いてラストの予感?!
「きっとこんな風にね しつこくてあきらめきれない気持ちを『向いてる』って言うんじゃないかなって」
ひなちゃんのこの言葉が印象深い。ある人が好きなことを仕事にしてるって言われるけど、好きよりも離れられないから仕事にしてるって話をしてて、それを思い出した。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2021年10月8日
- 読了日 : 2021年10月8日
- 本棚登録日 : 2021年10月8日
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