人間関係に嫌気がさして突然高校を中退してしまった女の子。やりたいことも見つからず、バイトも長続きしない。先の見えない日々を送る彼女が、最後の砦として、小さい頃から馴染んだ祖父の営むお風呂屋でバイトを始める。
お風呂屋に出入りする色々な人達との関わりを通して、少しずつ前を向いて歩き出す様が、サラッと書かれる。
現実はこんなに甘くないだろう…と思いつつも、不器用で軽はずみで危なっかしい彼女が、自分の居場所を見つけていって、ホッとした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
学生、青春
- 感想投稿日 : 2013年10月28日
- 読了日 : 2013年10月28日
- 本棚登録日 : 2013年5月13日
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