中堅企業の野球部に焦点を当てつつ、企業同士の戦いまで描いた作品。池井戸さんらしい一冊です。またしてもドラマ化決定だそうですが、まぁ…ドラマ化したくなりますよね、これは。水戸黄門的勧善懲悪ではないですが、いい人と悪い人が分かりやすく、最後にはハッピーエンドだよね、というのが何となく見えているから、安心してテンポよく読めます。不景気をどう乗り越えるかとか、企業の経営とはとか、企業におけるスポーツ部の存在意義とか、色々盛り込まれてはいると思うのですが、なんというかあまり深みはなく…、だからこそ逆に純粋に楽しく読める作品かなと思います。
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- 感想投稿日 : 2014年5月12日
- 読了日 : 2014年5月12日
- 本棚登録日 : 2014年5月12日
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