影法師

著者 :
  • 講談社 (2010年5月21日発売)
4.16
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本棚登録 : 1316
感想 : 256
5

ものすごい本に出会ってしまった。それが読み終えてまず最初の感想。
時代小説は普段全く読まないけれど、永遠の0やボックス!でかなり印象に残っていた作者さんだったので、とりあえず手にとってみた。試しにページを開いてみたら、あまりの面白さに数時間で読み終えてしまった。書き手が凄ければジャンルなんて関係ないんだと、今日初めて知った。
2人の少年の、全く正反対の人生。言うなれば陰と陽。人の為に自分を犠牲にすることなんて出来るだろうか。人柱となることが出来るだろうか。ラストは主人公・勘一の想いにシンクロして涙腺が大変なことになった。陰の生活を送った彦四郎と陽の生活を送った勘一だけど、実際の太陽は彦四郎だったんだなぁ。彦四郎がいなければ勘一は生きていなかった。深い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2011年読了
感想投稿日 : 2011年2月13日
読了日 : 2011年2月13日
本棚登録日 : 2011年2月13日

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コメント 3件

ひとしさんのコメント
2017/09/01

 私も普段は時代小説があまり得意ではなく、それほど読まないのですが、これは別格に面白かったです。
 それと、Qさんは評価が潔くていいですね(笑)

Qさんのコメント
2017/09/01

>>ひとしさん
このお話は時代小説であることを忘れてしまうくらい、グイグイ引き込まれましたね。本当におもしろかったです。

評価や感想は読み終えたその時の気持ちそのままぶつけています(笑)
少しでもどなたかの参考になればこれ幸い…と思いつつ…。

コメントありがとうございました(^O^)

ひとしさんのコメント
2017/09/05

Qさん、こちらにコメントいただいてましたね。ありがとうございます。気づくのが遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。Qさんのレビュー十分参考になります!(笑)

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