S&Mシリーズ7作目!
奇数章だけという前作に続いて
今作は偶数章だけ
ということよりも何よりも
あくまで前作の奇数章の方で動いてるからか
今作はS&M視点で話が進まない…
大半がM=萌絵の親友であり
今作の事件の渦中の人物でもある
杜萌視点!
S&Mの会話や空気感が好きな身としては
物足りない…
もちろん2人のちっとも進まない関係は
出てこないのだから
尚更進まない…
杜萌視点だと昔の萌絵と今の萌絵が
友達目線で同じレベルで描かれるから
そこは楽しめた。
今までも萌絵の友達ポジションはいたけど
今作の杜萌は親友というだけあって
萌絵の過去を知っていて
萌絵としっかり繋がっているというか
それでいて
同種というか同等というか…
そして今作は萌絵の代わりではないだろうけど
萌絵の叔母の睦子さんが
ちらほら出てきてくれるのが救い。
「あんなにお優しくてはね、ちょっと大物にはなれません。これ、嫌味じゃなくてよ」
なんて、叔母さまが言うからこそ素敵。
乗馬とゴルフの小話も良き。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年1月26日
- 読了日 : 2024年1月11日
- 本棚登録日 : 2024年1月11日
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