帰ってきた空飛び猫

  • 講談社 (1993年11月22日発売)
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本棚登録 : 174
感想 : 26
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空飛び猫の第2弾。
要約すると「タビー兄弟のうち、ジェームズ(♂)とハリエット(♀)が母猫:ジェーン・タビーに会いに行き、妹猫(ジェーン)を連れて帰る物語」と言ったところでしょうか。その道中は冒険らしくもありましたが…この物語で何を伝えたいのかはよく分かりませんでした。母猫は翼持ちじゃないのに、雄猫が違っても翼持ちの猫を産む体質なのか?という疑問は残りましたが、母猫も安住の地を得られて(雄猫とは離れ離れになっちゃったのでしょうが)本作も丸く収まったのかなと。
個人的には、あとがきのファンタジー論が印象に残りました。そのファンタジーが自分にとって強く「はたらいた」のであれば、それが自分のためのファンタジーか…なるほど。であるなら、本作は私にはあまり「はたらかなかった」かもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 97:外国文学小説
感想投稿日 : 2024年5月3日
読了日 : 2024年5月2日
本棚登録日 : 2024年5月2日

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