2012.04.27. 球技大会の観覧席で読む。小川さんのモチーフはずっと変わらないのだと、改めて思う。久しぶりで、記憶の中よりも、少女たちは残酷で少しだけ驚く。こういう潔癖さって、どこかで置き去りにしてしまうのかな。特に「ダイヴィング・プール」。中毒になりそうな空気。
2007.03. 小川さんは根本が変わっていなくて、同じテーマをずっとずっとつきつめていっているんだな。デビュー作「揚羽蝶の壊れる時」を読んでそう思った。少しずつずれていく様な世界、じりじりする主人公や柔らかな周りの風景と静かな時間。やっぱり小川さんはいい。★5つ
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好きなタイプ。
- 感想投稿日 : 2007年3月18日
- 読了日 : 2007年3月18日
- 本棚登録日 : 2012年4月27日
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