モルグ街の殺人事件 (岩波少年文庫 556)

  • 岩波書店 (2002年8月20日発売)
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本棚登録 : 205
感想 : 22
4

【Impression】
いやーおもろかった。
最初の推理小説ってことで魅かれて読んだが、こんな本を書くにあたっての最初の注釈というか序文が長々といい訳かのように書かれているあたりにそれを感じた。

そして淡々としている。この辺はシャーロック・ホームズっぽい。犯人被害者の心情とか背景に焦点を当てているのではなく、事件を解決することに主眼を置いている点は今の推理小説と違うな。淡々としている。

そして、このトリックは某サンデーの推理漫画にあった気がする。
【Synopsis】
●主人公がフランスに旅行に行き、一人の奇妙な男と知り合う。意気投合し、逗留中は一緒に住もうかということになり同じ部屋に住み、毎日様々なことを語り明かした。
●ある日、二人並んで黙って歩いていた際、主人公が頭の中で考えていたことをその男が当ててしまう。しかも、話の移り変わりまで当てて見せた。そして殺人事件が新聞に報じられる
●証言がまちまち、犯罪の異様性などから事件は難解だったが、疑いをかけられたのが奇妙な男の知り合いだったため、解決に動き出す。そしてその奇妙な男は現場に赴き、様々な不可能性を排除していき最後に結論に辿りつく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年8月18日
読了日 : 2013年8月18日
本棚登録日 : 2013年8月13日

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