悪医 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2017年3月7日発売)
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本棚登録 : 525
感想 : 57
3

評価に迷った。☆3.5くらいかな。でも読んでよかった。

末期がん患者と医者の両局面が見えて、とても興味深い。自分ががんを宣告され、もう治療の術がないと言われたらどうするだろう。「生きる」ことをあきらめることはそう簡単じゃない。患者の立場も分かるし、でも久坂部羊作品を読んできて、医者や医療がパーフェクトじゃないのも分かってるつもり。限界がある。でも、患者としては寄り添って欲しいのを分かってほしい。特に独り身だと縋る相手がいないからね。。
結局答えは出ないと思う。患者にも医者にも。それが辛い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 久坂部羊
感想投稿日 : 2017年5月23日
読了日 : 2017年5月22日
本棚登録日 : 2017年2月28日

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