キネマトグラフィカ

著者 :
  • 東京創元社 (2018年4月28日発売)
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本棚登録 : 695
感想 : 90
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図書館で借りたもの。
老舗映画会社に新卒入社した“平成元年組”6人の男女が、2018年春、ある地方の映画館で再会する。今はそれぞれの道を歩む彼らは、思い出の映画を鑑賞しながら26年前の“全国フィルムリレー”に思いを馳せ…。

好きな感じかな~と思ってたけどなかなかページ進まず…。

登場人物の一人が
『研究や勉強はできても、根回しだとか、相談だとか、説得だとか、交流だとか、そういうことが、人好きしない自分にはうまくできない。
社会では、知識以上に、打たれ強さと、ある種の腕っぷしがものをいう。
自分には、それがない。
“オタク”で“内弁慶”の自分は、人に好かれない。』
って思ってて、自分のことかと思った。

この人が、明るい奥さんに救われたように、私も夫に救われたな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年9月11日
読了日 : 2020年9月11日
本棚登録日 : 2020年9月8日

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