読んでいて、「流しのしたの骨」もそうだけど、江國さんの描く姉妹は好きだなって思った。三人とも問題を抱えていて、それぞれ少し変わっているけど、みんなまじめで、のびやかで、すこやか。父親が姉妹の荷物検査をするのは嫌だけど、家庭によって家族の当たり前とかルールが違うからよその暮らしが垣間見える家族小説は面白い。犬山家の家訓も三姉妹にぴったりでいい。「思いわずらうことなく愉しく生きよ」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年3月29日
- 読了日 : 2017年3月25日
- 本棚登録日 : 2017年3月29日
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