ページを繰る手が止まらなかった。っというか、目と手がページに吸い付けられて離れなかった。お陰で、朝の4時までかかって一気に読み終えた。連休で良かったあ。でも今日はゴミの日。何とか7時に起きて、ゴミだけ出してまた寝た^^。
そりゃあ、だってね。上巻の最後で作中作「カササギ殺人事件」の殺人犯が分かったと言っているのに、下巻を開けてみれば、その肝心の最後の部分の原稿がない!!しかも作者のアラン・コンウェイが死んだとなりゃあ、この小説の語り手でありアラン・コンウェイの「アティカス・ピュントシリーズ」の出版社の編集者スーザンと共に血眼になって探すでしょう!失われた原稿を。
ところが、スーザンが「失われた原稿」を探し始めるとどうしても違和感に気づく。作者アラン・コンウェイは本当に自殺だったのか?と。そしてどうしても真相を知りたくてアラン・コンウェイの身辺の人の話を聞くうち、その一人一人が作中作の「カササギ殺人事件」の登場人物に重なり怪しい。調査を重ねるうちに、スーザン自身にも殺意の手が伸びているような危機感を感じる。
すっごい!これって「マトリョーシカ・サスペンス」じゃん!
ひょっとしてアランは作中作「カササギ殺人事件」の中で、何か示唆してる?
最後には栗饅頭の極上の皮と餡子の中から、大粒の栗にたどりつけた満足感がありました!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月8日
- 読了日 : 2024年1月8日
- 本棚登録日 : 2024年1月8日
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コメント 3件
たださんのコメント
2024/01/08
Macomi55さんのコメント
2024/01/08
たださんのコメント
2024/01/08