関白秀吉に命ぜられ娘を差し出した利休は、真のわびを貫くと共に反逆の心を止めることができない。古田織部を破門し、縁を切って成すべき準備に動き出す。
一方、織部は茶人としての名をあげることにばかり夢中になり、肝心の中身がないことに気づかされる。一体、己は何なのか――。
しかし、そんな思いとは裏腹に、子どもの落書きを手本にして作り上げた茶碗が評判を呼び、意外なところで名声が高まる。織部が瀬戸物の商いに精を出すうちにも、秀吉と利休の関係は悪化し続ける・・・。
(2009/3/7 読了)
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- 感想投稿日 : 2010年1月23日
- 読了日 : 2010年1月23日
- 本棚登録日 : 2010年1月23日
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