日本語 表と裏 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1988年3月30日発売)
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【書誌情報】
『日本語 表と裏』
著者:森本 哲郎(1925-2014)
解説:金田一 春彦(1913-2004)
シリーズ名 新潮文庫
判型 文庫
ISBN 978-4-10-107311-8
C-CODE 0181
整理番号 も-11-1
ジャンル 言語学、社会学
定価 506円

 「大半の人が……」と言う時、あなたは何割の人を思い浮べていますか? 中国語では大半は九割、多半が七割、一半が五割、そして小半が四割と、ちゃんと決っているそうです。それではだいたいは? 物事をなるべくはっきり表現しようとする他の言語と違い、日本語は、あいまいさをむしろ良しとしているようです。何気なく使っている言葉を通して、日本的性格とは何かを考えてみましょう。

 著者紹介 森本哲郎(モリモト・テツロウ)
1925年、東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。同大学院社会学科修了。朝日新聞東京本社入社、学芸部次長、朝日新聞編集委員を経て、1976年退社し、世界各国を歴訪。以後、評論家として文明批評や旅行記などの著述を中心に活動。1988年~1992年、東京女子大学教授。著作に『サハラ幻想行』(河出書房新社)、『詩人与謝蕪村の世界』(講談社学術文庫)『森本哲郎世界への旅 全10巻・別巻1』(以上、新潮社)など多数。
[https://www.shinchosha.co.jp/book/107311/]

【目次】
まえがき [003-005]
目次 [007-014]

よろしく 017
やっぱり 025
虫がいい 033
どうせ 041
いい加減 050
いいえ 058
お世話さま 066
しとしと 074
こころ 082
わたし 090
気のせい 098
まあまあ 106
ということ 114
春ガキタ 122
おもてとうら 130
あげくの果て 138
かみさん 147
ええじゃないか 155
もったいない 163
ざっくばらん 171
どうも 179
意地 187
参った、参った 195
かたづける

文庫版あとがき(一九八八年春立つ日に) [211-213]
解説(金田一 春彦) [214-221]
初出 [222]
文字づかいについて [223]

読書状況:積読 公開設定:公開
カテゴリ: 810.日本語
感想投稿日 : 2023年10月15日
本棚登録日 : 2022年6月29日

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