米国文学はそれほど読んだことがないけれど、サリンジャー・カポーティ・フィッツジェラルドなどの描く世界と根底が似ている気がしました。いわゆるジャズエイジってやつですね。パーティピープルの馬鹿騒ぎと退廃、マイノリティの悲哀などなど、いずれも佳作でしたがあえて今後ほかの作品を追ってみようとまでは行かないかな。最後のドロシーパーカーの「ビッグブロンド」の結末、本人なりの必死さと結末の皮肉さにちょっと苦笑してしまった。誰もが自分を演じているけれども、思ったほど自分はやわじゃないって感じで。私はやはり欧州文学のほうが好きかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
村上春樹
- 感想投稿日 : 2012年7月31日
- 読了日 : 2012年7月29日
- 本棚登録日 : 2012年7月30日
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