回廊亭殺人事件 (光文社文庫 ひ 6-6)

著者 :
  • 光文社 (1994年11月1日発売)
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本棚登録 : 4041
感想 : 298
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主人公は、ある旅館での火事で恋人を失った。警察は心中事件という結論を出したが、内容は全然間違っていた。恋人は、殺された。主人公は復讐を心に決め、自分を自殺したことにして復讐の時を待つことにした。
火事があった日に旅館に宿泊していた一族の主人が息を引き取り、その相続手続きで再度旅館に集まることになった。主人公は、一族の関係者である老人の死を利用し、犯人を探すために老婆に化けて一族に紛れ込む。さらに、遺書というトラップを仕掛け、真犯人の捜索を始める。
火事の真相はどのようなものなのか。そして犯人は誰なのか。

主人公が「変装」した状態でストーリーが進んでいくが、オチに「変装」というキーワードに絡めてくるあたり、おもしろいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年6月13日
読了日 : 2020年6月13日
本棚登録日 : 2020年6月13日

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