新卒で信販会社に入社し、支払延滞顧客への督促を行うコールセンターに配属された著者が、厳しい経験をしながらも、回収の独自メソッドを開発しながら奮闘してきた過程を本にしている。罵詈雑言を浴びせ続けられる過酷な労働環境の中で、「感情労働」による心の疲労を回復させることが容易ではないことを理解し、その上で「謝罪するプロ」に徹する著者の自分のための意識転換など、敬服する行動は多い。男性観を含めて、人間を見る目が養われる職場である事も十分理解できる。
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- 感想投稿日 : 2019年3月20日
- 読了日 : 2019年3月20日
- 本棚登録日 : 2019年3月20日
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