ジャン・ヴァルジャンという男を主軸とした大河ドラマ。ジャン・ヴァルジャンに取り巻く他の登場人物の魅力的な描写が多く、彼だけに限らず、魅力のある人物が多いのもこの物語の魅力の一つともいえます。
いろいろな要素が詰め込まれており、悲壮感のある物語の中に、エンターテイメント性を組み込まれています。
また、ジャン・ヴァルジャンの生き様には非常に心が打たれます。『献身』とはこのことを言うのではないでしょうか。
決して、楽しい物語ではありませんが、個人的に『人間讃歌』という言葉が頭に浮かびました。
生きるとは何なのか、登場人物から問われている気がする、そんな物語でした。
本書だけでも、非常に満足ですが、
より一層楽しむために、オリジナル版の訳本も読んでみたいです。
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- 感想投稿日 : 2013年1月4日
- 読了日 : 2013年1月4日
- 本棚登録日 : 2013年1月4日
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