光君に心奪われ、惑わされ、近づいたり、離れたり、そんな女性心理を角田光代風に鮮やかに読ませてくれるだろうと、首を長くして出版を待っていた本。
とにかく読み易さを求めたと訳者は言っている。
確かに他の訳本よりもストーリーテーリングな感じかして、ぐいぐいと引き込まれていく。
しかしそれ以上に期待通り、女性達の微妙な心の動きがきちんと書かれているし、驚いたのは光君の心情までも丁寧に訳されていることだった。
早く次作を読みたい!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年10月18日
- 読了日 : 2017年10月18日
- 本棚登録日 : 2017年9月5日
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