ベストセラーの前著に比べると物足りなさを感じる。特に後半の古典文学の解釈と「京都ぎらい」のタイトルに整合性がない。古典からの引用や実証から京都の過去の風景を偲ぶ作業は面白く読めるが、それで「嫌い」になることとは別の価値観、世界観と言えるだろう。実際筆者も「嫌い」と言う感情は文中ほぼ表出してこない。申し訳ないが「古典から読み解く宮中の性生活」とでもすべき内容だった。
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- 感想投稿日 : 2022年12月12日
- 読了日 : 2022年12月12日
- 本棚登録日 : 2022年11月20日
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