作者の「耳の三部作」と呼ばれるものの一つ。
主人公は、ヘッドホンから流れる大音響をエネルギーにしながら、区役所の環境保全課で騒音の苦情調査をしている。私生活では、半同棲するフミの隔てを置いた態度に傷つき、テレクラ嬢のマリコと体を重ねる。そんな主人公がふとしたきっかけで「音の地図」を作り始め…。
矛盾だらけだ。なんだか息苦しい。「音の地図」によってすべて充たされるかと思いきやそうではない。フミに隠されていたナゾがあれだったとは、ちょっと拍子抜け。な~んて、とりとめのない感想になってしまった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
辻仁成
- 感想投稿日 : 2012年9月27日
- 読了日 : 2001年7月12日
- 本棚登録日 : 2012年9月27日
みんなの感想をみる