アンチノイズ (新潮文庫 つ 17-5)

著者 :
  • 新潮社 (1999年3月1日発売)
2.98
  • (5)
  • (18)
  • (121)
  • (22)
  • (5)
本棚登録 : 362
感想 : 37

作者の「耳の三部作」と呼ばれるものの一つ。
主人公は、ヘッドホンから流れる大音響をエネルギーにしながら、区役所の環境保全課で騒音の苦情調査をしている。私生活では、半同棲するフミの隔てを置いた態度に傷つき、テレクラ嬢のマリコと体を重ねる。そんな主人公がふとしたきっかけで「音の地図」を作り始め…。
矛盾だらけだ。なんだか息苦しい。「音の地図」によってすべて充たされるかと思いきやそうではない。フミに隠されていたナゾがあれだったとは、ちょっと拍子抜け。な~んて、とりとめのない感想になってしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 辻仁成
感想投稿日 : 2012年9月27日
読了日 : 2001年7月12日
本棚登録日 : 2012年9月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする