椿屋敷と呼ばれる古い家屋に暮らす偽装夫婦ふたりの恋物語を描いたシリーズ、三作目にあたる。
前作から続くもどかしいうえにきゅんきゅんするような可愛らしい恋模様は、隣のすみれ荘に恋敵が引っ越してきたこともあり話がひとつ進んだような印象を受ける。
この作品、時代設定は現代なんだと思うけれど夫婦ふたりのやりとりにはスマホやLINEといったものが全く登場せず、会話もふたりの交流もなんとも古風で独特の雰囲気があって、そのせいか普通だったらあり得ないだろうな、という設定もなぜかすんなり受け入れられてしまうから不思議だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ほんわかしたいときに
- 感想投稿日 : 2023年11月4日
- 読了日 : 2023年11月4日
- 本棚登録日 : 2023年11月4日
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