楽しかったー。
葛飾応為こと、お栄の半生。百日紅は嫁ぐ前の話だったが、こちらは離縁したあとのお話。
数少ない(よく知らないけど)史実から、ここまで人物像を描けるなんて。
お栄は、しっかりと自分の絵の仕事に向き合う。口うるさい母親、介護、とんでもない甥っ子、恋心。心が乱れそうになっても、仕事と向き合う。現代の女性となんら変わりはない。かっこいいなあ。
そしてお栄を通して伝わる、画狂老人の偉大さよ。
北斎美術館にお栄の痕跡をさがしいにいこうかな。
まかてファンになりそうです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年2月27日
- 読了日 : 2021年2月27日
- 本棚登録日 : 2021年2月27日
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