大地(一) (新潮文庫)

  • 新潮社 (1953年12月30日発売)
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本棚登録 : 1325
感想 : 121
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まさしく大河小説といった趣で淡々とした描写ながらも、当時の中国民衆の様子がつぶさに書かれており、殊に飢饉に苦しむ辺りは読んでいて苦しく感じるほどでした。
中でも同じ女性として、その一生を働きつめて夫と家族に尽くし、繁栄の祖を築くのに多大な貢献をしながらも苦しみの多い人生を送った阿蘭を思うと、哀しさと当時の女性の立場の低さに何とも言えない無常感に囚われます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月14日
読了日 : 2023年6月7日
本棚登録日 : 2023年5月22日

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