新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年8月22日発売)
3.68
  • (134)
  • (317)
  • (247)
  • (40)
  • (16)
本棚登録 : 4379
感想 : 232
4

【図書館】
中島敦の山月記や、太宰治の走れメロスなどの古典的名作を、森見さんが新釈したもの。
誰もが知ってる名作家の作品を、こんなにも森見ワールドに引き込めることに感動した。やっぱりどの話にも京都の街並みや、四畳半の空間がイメージできた。
特に上記の2作に関しては、原作となる古典名作の内容を覚えてるものだったから、フレーズの一致とかシーンの読み替えが面白かった。他の元作品も読みたい!
特に「走れメロス」は、「四畳半神話大系」とか、夜は短い歩けよ乙女みたいなドタバタな感じと、解釈は違うけど走れメロスの要素がマッチしてて好きだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月2日
読了日 : 2022年12月2日
本棚登録日 : 2022年11月19日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする