黒猫の刹那あるいは卒論指導 (ハヤカワ文庫 JA モ 5-2)

著者 :
  • 早川書房 (2013年11月7日発売)
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刹那ーほんの一瞬でしかない今の積み重ね。


黒猫と私が親しくなった学部生時代のお話。
を、私が黒猫の付き人になってから思い出すかたちで綴られている。

相変わらず、美学講釈は完全には理解していない。
読み戻ったりしてみても、んーーーー。
それで、私はいい。
でも今までよりも理解できたような?

黒猫はいつから私を見つめていたんだろう?
かなり前から観察してたよね。

3年半後、パリに行っちゃう前(私はまだ知らないけど)手を繋いで歩いてるよね?
モントレゾール君って呼んだよね?
私の宝物、だよ。
この、距離感もはっきりせず、こちらの妄想を掻き立てるだけ、ってもおーーーー。
著者にやられっぱなしである。

まだまだシリーズは続くので、楽しみに楽しみに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 森 晶麿
感想投稿日 : 2022年9月16日
読了日 : 2022年9月16日
本棚登録日 : 2022年9月13日

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