消え去ったアルベルチーヌ (光文社古典新訳文庫 Aフ 4-1)

  • 光文社 (2008年5月13日発売)
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感想 : 5
5

いきなり飛ばして最後という
かなり強烈なことをやっていますが
作品としては非常に心理描写が
面白いものでした。

明らかに非は男の人にあるでしょう。
不必要な束縛で相手のプライドを
ズタズタに引き裂いたのですから。

だけれども、正直、彼を笑うことは
できないですね。
人は誰しも時にでっかいポカをやらかします。
中には笑えないほどひどいケースも…

今回の彼の場合は最悪のケースでした。
もしも彼が素直にアルベルチーヌを
迎えに行っていたら…!!

文章がかなりカチコチに詰まっていますが
それでも読ませるんですよね。
おそろしや。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他本
感想投稿日 : 2015年12月20日
読了日 : 2015年12月20日
本棚登録日 : 2015年12月20日

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