怪談: 小泉八雲怪奇短編集 (偕成社文庫 3155)

  • 偕成社 (1991年9月1日発売)
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感想 : 21
5

ザ・日本の怪談集…という感じの1冊だが、著者は異国で生まれ育った人なんだよな〜…と、読み終わって改めてしみじみ。生まれついての日本人でないからこそ見える日本、欧米に伝えたい日本、だったのかな。『菊花の約』(収録名『まもられた約束』…『日本雑記』より)を八雲が取り上げていたことを知って、意外に思うと同時に少し嬉しかったり。『耳なし芳一』も載っているところで、『平家物語』に触れる頃におすすめしたい。翻訳も美しく、『学校の怪談』を卒業する子どもたちに贈りたい。個人的には、未就学の頃に『耳なし芳一』絵本で読んで、強く印象に残っていたので、手元に置けることに感無量。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国語
感想投稿日 : 2021年7月30日
読了日 : 2021年7月30日
本棚登録日 : 2021年7月30日

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