ファウンデーションの彼方へ 上 (ハヤカワ文庫 SF ア 1-25 銀河帝国興亡史 4)

  • 早川書房 (1996年7月1日発売)
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感想 : 18
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銀河に広がり複数の星系を支配する人類が、忘れられた起源の星「地球」を探して宇宙を冒険する王道スペースオペラ。

お話もさることながら、登場人物が面白い。伝説的な歴史心理学者ハリ・セルダンの打ち立てたプランに従って銀河の行く末を導こうとする学者たちをめぐるサイドストーリー。

ふとしたことで若手学者ジェンディバルを助けた農婦ノヴィが、自らも学者になるためにジェンディバルを訪ね訴える。

○だめだ。農夫はばかだからな。農夫は土塊で仕事し、自分も土塊になる。もし、おれが農婦になれば、おれも土塊になる。読み書きする時間がなくなり、忘れちまう。脳味噌が腐っちまうだよ。やだ!スカウラー〔学者〕は違う。物を考える!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2014年1月11日
読了日 : 2014年1月11日
本棚登録日 : 2014年1月11日

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