「弓を使おうとすれば弓匠が必要でありましょう。天下を治めようとすれば、天下を治める匠というのが必要でありましょう。儒がそれであります。いま国家は武を用いておりますが、これは天下を治めるためです。陛下は天下を治めようとされております」
2020/11/3読了
圧倒的軍事力で版図を拡大するモンゴル帝国の中で、庶民の為に文明的統治を根付かせようとした耶律楚材の生涯を描く。時代背景は、グローバリズムの波が押し寄せる現在にも通じるところがあるような気がするが、それならば、今の為政者は何を為すべきなのだろうか?
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- 感想投稿日 : 2023年9月14日
- 読了日 : 2020年11月3日
- 本棚登録日 : 2023年9月10日
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